本学において「第5回学校教員を目指す人のための日本語教育基礎講座」を行いました
グローバルラーニングセンターでは、令和7年10月25日(土)に「外国ルーツの子供をもつ保護者の視点」講座をハイブリッド形式(対面・オンライン併用)で開催しました。
本講座は、文部科学省「日本語教師養成・研修推進拠点整備事業」の委託を受けた「日本語教師養成コンソーシアム九州・沖縄」(拠点校:福岡女子大学)の主催講座「学校教員を目指す人のための日本語教育基礎講座(全7回)」の第5回として実施されたものであり、本学は後援として本講座に参画しています。
今回の講師は本学大学院修了生であり、現在、芸術文化観光専門職大学で講師を務める姚 瑶(よう よう)先生をお招きし、「外国ルーツの子供をもつ保護者の視点」と題して講座を行いました。講座は、姚先生ご自身のことや外国人住民の支援活動に関わっている体験談を含め、対面参加者もオンライン参加者もグループに分かれ、グループワークやロールプレイを交えて行われました。
外国ルーツをもつ人々は母語・文化的背景・習慣が多様であること、学校からのお知らせや連絡を理解しにくいことなどの課題があることについて説明があり、どのように橋渡しをしていくことが必要かグループワーク等を通じ、考え、ディスカッションを行いました。対面で参加していた2グループは、グループワークで話した内容等をそれぞれ発表しました。
講座終了後のアンケートでは、内容についての満足度も高く、外国ルーツの子供に対する対応ばかり考えていたが、保護者対応も必要だと知ることができた、外国人が増えるに伴っての課題や解決のポイントを考えることができてよかったなどの感想が聞かれました。
残すところあと2回となったこの講座ですが、次回第6回は「外国ルーツの子どもを取り巻く法律」と題し11月22日(土)にオンラインにて行われる予定です。
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本学での開催にあたり挨拶をする二宮センター長
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講座で話す講師
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グループディスカッションの様子
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グループディスカッション後、発表する学生